1PIU1UGUALE3×干場義雅 BLACK MILITARY 第20弾
1PIU1UGUALE3
Fashion
1PIU1UGUALE3×干場義雅
BLACK MILITARY
【 DUFFLE COAT 】
LEONやOCEANSなど数々の人気男性雑誌を手がけ、現在はFORZA STYLE編集長、兼 日本を代表するFashion directorでもある干場義雅氏を迎えたカプセルコレクション第20弾。
完全受注販売にて御用意。
【 受注期間 】
〜 2023年8月30日(水) 12:00迄
【 サンプル展示期間 】
〜 2023年8月23日(水) 16:00頃迄
(※サイズⅤのみ)
【 金額 】
¥418,000- (税込)
【 御渡し予定期間 】
11月・出来上がり次第
英国海軍発祥のダッフルコート、ピーコートなどに使用されていた生地は、その必要性から粗野で耐久性を重視した素材が使われてきました。
制服文化がトラッドファッションの起源の1つであるように、80年代、90年代のブリティッシュトラッドを起源とするアメリカントラッド、フレンチトラッドという一つの流れの中、これらのアイテムをよりファッションビジネスの中で、実用着からラグジュアリーなピースへと仕上げる動きが強まりました。
アメリカントラッドでは、実用着で粗野なテイストが主流だった中、特にフレンチトラッドでは海軍、陸軍で使用されてきたアイテムをより高級素材、高級副資材で作り上げるというトレンドの中で生まれた生地の1つが、このトリプルパイルという生地です。
重量は従来のメルトン生地と同様重く設定されていますが、素材選定では柔らかさとぬめり感を持ちつつ、適度な硬さがある素材を使用しています。
表面がヘリンボンの為、綾織りに見られがちですが、実は平織の2重織りがベースになり、緯糸が3重にレイヤーされています。
その緯糸のパイルがカット、起毛され、ヘリンボンを形成しています。
今回採用したこの生地は元来の生産元であるムーアブルック社という、イギリスの会社で生産されていた生地で、かのエルメスがこの生地以外は使わないと言わしめた素材です。
この会社は今は倒産しておりますが、同社の意向を受けこの生地を織る事が出来る織機を買い取った会社が再度生産を始め、その会社から仕入れた素材です。原材料の選定、織り、仕上げと生産に手間と時間のかかる生地で《至福の生地》として称えられてきた素材です。
█ DETAIL █
数あるダッフルコートの中でもベストな形を元にパターンを作成し、より現代的に且つスタイリッシュになる様に着丈や袖周りのバランスを整え、更に機能性も持たせる為にポケット内側にファスナーポケットも配しています。
素材もダッフルコート史上最高の素材を選び、作り上げたモデルです。最高級の素材やパーツをさらに拘った作りで搭載し、セットする事でより一層商品価値を高め 全体のバランスを整えることで、最高の作品に仕上げています。
■本水牛トグル釦
原産国は主に東南アジアやインド。
本水牛の角の先の部分を使う為、一頭から2個しか取れません。
よって非常に希少価値の高い、天然物で貴重な高級品になります。
使用する長さに合わせて角の先を切断し加工します。
角の大きさや長さ、太さに個体差がある為 一つひとつ手作業になります。
近年では早めに若い水牛の角を切断してしまう為、よりその希少価値が高く、今回の70mmのトグルボタンを探すのは大変難しく、本来バックの留め具などに使用する材料をボタンに回しています。
刻印もとても大変な作業になり、一つひとつ形が微妙に違う為刻印がずれないよういくつかのジグを使いわけて刻印しており、相当手が込んだ一品になります。