1970-80年代のロンドン、ニューヨークで発展したグラフィティ、ストリートアートは今や同時代を代表する表現のひとつとなっています。1990年代より活動する日本人グラフィティアーティストHYKRX（百樂）の、ステンシルに拘り、ミニマルに独自の美を追求しながら思いを凝縮させるストイックなまでの制作スタイルは、ファッションやストリートアート、グラフィティという枠では捉え切れない、作品に絵画としての自律性を与えています。主義主張の渦巻く現代において、それに加担せず、人と人のふとした気持ちの隙間を埋めてくれるような“優しさ”や“愛情”を感じる作品でコミュニケーションを試みます。
今展ではキャンバス以外の支持体での表現も試み、stencil、spray、shatter、marker、graffitiなど様々なバリエーションの作品を展覧いたします。

「Fight Round Three」
笑顔で挑み続け
笑顔で守りぬく

「RELAX Pink Line」
子供の頃、ベッドに入り宇宙の広さを考えていました。
大人になった今、
大切な人、大事な事、で溢れています。
たまには宇宙の広さを考える余裕があっても良いかも。

「Balance Graffiti (Cadmium Yellow Style)」
愛で歩くことが出来、
笑顔で豊かさが出来、
糧で乗り越えが出来、
自身のnew balanceを見つけよう。

「RC car (graffiti tagging)Ⅰ」

＊LIVE PAINTING：8月5日（土）14:00～　アールグロリューギャラリー内（入場無料）